記憶
涼しい風が吹き始めて来ると 幼い頃の事が妙に思い出される
夏の終わりの寂しかったこと 今よりも冬が厳しかったあの頃
これから冬に向けて 周りの景色が暗くかすみ山が迫ってくる
ような何か恐ろしい感情を抱いたような記憶がある
でも今より自然はあった 自然と言うよりも人がもっと日常生活の
中で山と共存して暮らして居たからだろう・・・
こんな山の中にどうしてお茶畑があるの あの頃は不思議では
無かったが今思うと昔の人は働き者だ 良くあんな場所に作った
ものだ
何も無く貧しかったが 楽しかったな・・・